2015年5月20日水曜日

第45回 クラシック音楽講座のお知らせ

第45回クラシック音楽講座が開催されます。
今回のテーマは北欧・東欧の名曲をたずねて
だそうです。
これらの国の名曲を「国民学派」というそうで、門外漢の院生一同としては、
北欧と東欧は現代ではまったく異なる様相を帯びた国なのに、
一括りにできるものなのかと疑問に思うところです。
そのような事情も含めて講義が行われることを期待しています。
以下では講座の詳細と瀬戸岡先生からのメッセージをお載せします。


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クラシック音楽講座(第45回)を以下の要領で実施します。
お知りあいの方々をお誘いあわせのうえ,おいでいただけると
幸いに存じます。

日時  6月6日(土) 午後2時~5時
会場  駒沢大学 本校キャンパス 1号館404教室
テーマ  東欧・北欧の名曲をたずねて
     (いわゆる「国民学派」について考える)

東欧や北欧の19世紀には,スメタナ,ドヴォルザーク,グリーグ,
シベリウスなど,すぐれた作曲家が続々とあらわれ,素晴らしい作品を
のこしました。それらは,教会や貴族ではなく自由な市民の音楽として
ドイツを中心に開花したロマン派の音楽の一層の展開と考えられるばかり
か,新しく民族的な自覚を高めた諸国民の思いの芸術的結晶でもあります。

今回は,東欧や北欧の名曲を楽しみながら,近代とは何か,自由な市民に
なるとはどういう意味なのか,民族を自覚するとはいかなることなのか,
などにも言及しつつ,これらの作品にかくされた高い芸術性について
考えてみたいと思います。

なお,今年度をもって私は現在の職場を定年退職する関係で,長年つづけて
きた当講座(音楽そのものの素晴らしさとともに,作曲家の個性や,その
作品が生まれた時代的・社会的背景をあわせて考えるという趣旨の講座)
も,これまでのような形での実施は今年度をもってひとまず終了することに
なります。それまでは,みなさまのご要望には極力お応えしていきたい
と考えておりますので,お気軽にお申しつけください。

瀬戸岡

2015年5月10日日曜日

クラシック音楽講座の第45回のお知らせ

クラシック音楽講座の次回(第45回)を以下のように予定しています。

日時  6月6日(土) 午後2時~5時
会場  駒沢大学 本校キャンパス 1号館404教室
テーマ  未定 (ご要望にお応えして)

テーマを確定した時点で,再度ご案内いたします。みなさまのご多忙な
スケデュールを考慮して,とりいそぎ日程と会場だけは早目にお伝えしたい
と思ってお知らせいたしました。

なお,今年度をもって私は現在の職場を定年退職する関係で,長年つづけて
きた当講座(音楽そのものの素晴らしさとともに,作曲家の個性や,その
作品が生まれた時代的・社会的背景をあわせて考えるという趣旨の講座)
も,これまでのような形での実施は今年度をもってひとまず終了することに
なります。それまでは,みなさまのご要望には極力お応えしていきたい
と考えておりますので,お気軽にお申しつけください。

瀬戸岡

2015年2月11日水曜日

クラシック音楽講座 (第44回) の ご案内

クラシック音楽講座 (第44回) の ご案内

以下の要領で,クラシック音楽講座 (第44回) を実施します。
お知り合いの方々をお誘いあわせのうえ,おいでいただけると
幸いに存じます。

日時  2015年 2月14日 (土) 午後2時~5時

会場  駒沢大学 本校キャンパス 1号館 401教室 
(駒沢大学へは,田園都市線 「駒沢大学駅」 下車,
学生の流れにそって進むとたどりつけます)

テーマ  ピアノ 芸術 の 魅力―― ピアノの名曲をとおして ――

ピアノは,人間がつくりだした楽器としては最も大きいものの
ひとつです。 しかもピアノは,10本の指をつかえば,ひとりで
オーケストラなみのハーモニーをつくりだすこともできます。
でも, それにしてはポピュラーな楽器で,ピアノの弾ける人,
ピアノを習ったことのある人は,どこにでもいます。そんな身近な
楽器で楽しめる名曲といえば,数かぎりありませんね。

今回は,強い要望にお応えして,ピアノの魅力について,
CDを聞きながら,ともに考えてみたいと思います。

この講座では,名曲そのものの解説と鑑賞にかぎられることなく,
その音楽の背景に隠されている社会や歴史との深い関連を考え,
われわれが芸術を もっと深く楽しんでいけるようになればいいと
考えておこなっています。 みなさまが多数ご参加くださいます
ことを心待ちにしています。

瀬戸岡ゼミ

2015年1月23日金曜日

第44回 クラッシク音楽講座のお知らせ

第44回 クラッシク音楽講座のお知らせです。

クラシック音楽講座の次回(第44回)を以下のように予定しています。

日時  2月14日(土) 午後2時~5時
会場  駒沢大学 本校キャンパス 1号館のどこか
テーマ  ピアノ曲の魅力 (ご要望にお応えして)

会場などを確定した時点で,再度ご案内いたします。みなさまのご多忙な
スケデュールを考慮して,とりいそぎ日程だけは早目にお伝えしたいと
思ってお知らせいたしました。

今回はピアノ曲をテーマに講義がなされるようです。
ピアノは近代に作られた楽器で、一台でオーケストラに匹敵する表現力を持つとも言われているそうです。
私はあまり造詣が深くありませんが、
リストの「愛の夢」なんかは、幻想的で、どこか寂しげな曲を見事に表現されており、
たしかにオーケストラとはまた別の魅力があるように思えます。
今回は、音楽をどのような形で社会科学的な見地から分析するのか非常に楽しみですね。
本講座は無料で公開しておりましので、
お時間がありましたら、ぜひお越しください。

大学院生一同

2014年12月9日火曜日

クラシック音楽講座 第43回のお知らせ

クラシック音楽講座のお知らせをいたします。
今回は、ある特定の人物ではなく、ヴィーンがなぜ「音楽の都」になったのかという話です。
本講座の特徴は、音楽の話を社会科学の視点で読み解くことですが、
今回のテーマはその本領をいかんなく発揮されそうなものなので、たいへん楽しみです。
以下、瀬戸岡先生からのお知らせをお載せします。




以下の要領で,クラシック音楽講座 (第43回) を開催します。 お知り合いの
方々をお誘いあわせのうえ,おいでいただけると幸いに存じます。

日時  2015年 1月10日 (土) 午後2時~5時

会場  駒沢大学 本校キャンパス 1号館401教室
                 (前回とは異なる教室です)
  駒沢大学へは,田園都市線「駒沢大学」駅下車,学生の流れにそって
   進むと たどりつけます

テーマ  ヴィーンは どのようにして 「音楽の都」 に なったのか?
   -- ヴィーンをめぐる物語 --

ヴィーンといえば「音楽の都」。 ゆかりのある音楽家たちをちょっとあげてみる
だけでも,ハイドン,モーツァルト,ベートーヴェン,シューベルト,そして
ヨハン・シュトラウス,などなど,いくらでもでてきますね。 さて,ヴィーンは
なぜ 「音楽の都」 になったのでしょうか ? 

「ハプスブルク朝の都だったから」 というのは いわば常識。 でも,王都とか帝都
なら,ロンドン,パリ,ベルリン など,ほかにもありました。 なぜ,それらの どれ
でもなく,ヴィーンだったのか ? 

ところで,こんどのクラシック音楽講座は,新年早々におこなうことになりました。
ヴィーンで新年といえば,「ニューイヤー・コンサート」。 ウィンナー・ワルツが
話題になります。 (現地では それぞれ 「ノイヤールス・コンツェルト」,
「ヴィーナー・ヴァルツァー」 といいます)。 

一連の大作曲家たちの活躍から,洗練されつくした庶民の音楽と踊り 「ヴィーナー・
ヴァルツァー」 の伝統まで,探究すればするほど魅力のつきない ヴィーン  と 音楽
に まつわる お話を CD 鑑賞とともに おこないます。 みなさんと お目にかかれる
ことを 心待ちにしています。

なお,このクラシック音楽講座は,3か月に1回程度の割合で開催しています。 
無料。 次回は,熱いリクウェストにしたがい,2月中旬,ピアノ曲をテーマに
おこなう予定です。

瀬戸岡

2014年9月17日水曜日

第42回 クラシック音楽講座のお知らせ

以下の要領で,クラシック音楽講座 (第42回) を
実施します。 お知り合いの方々をお誘いあわせのうえ,
おいでいただけると幸いに存じます。
 
今回のテーマは、天才と謳われたモーツァルトです。
その天才性はどのような人生経験から培われてきたのか?
このようなテーマは多くの人が関心を寄せているのか
映画にもなっています(『アマデウス』)。
天才とは持って生まれたものなのか
はたまた環境が作り出すものなのか
芸術家の話にはつきもののこの話題に瀬戸岡先生はどのような見解をお持ちしているのか。
クラシックだけでなく、才能や美とはなにかといったことに関心がお持ちの方もぜひぜひご参加ください。

それでは、以下に詳細を記載します。
 
院生一同

    日時  10月11日 (土) 午後2時~5時
 
 
   会場  駒沢大学 本校キャンパス 1号館 402教室 
     (駒沢大学へは,田園都市線で,渋谷駅から3つ目
     「駒沢大学駅」 下車,学生の流れにそって進むと
     たどりつけます)
 
 
   テーマ  モーツァルトの音楽は なぜ こんなに美しいのか
                 ―― その美しさの背景をさぐる ―― 
 
モーツァルトの音楽は, どれも美しく,すべて上品で, ひとつひとつ
の曲に人の心を癒す力が秘められていますね。 
 
そんな作品を創れるようになるためには,普通なら,長くて,豊かで,
深い人生経験が なければならないものです。 しかし,モーツァルトは,
わずか35歳の若さで この世を去りました。「かれは天才だったから
短い人生のあいだでもそれができたのだ」 なんて 簡潔にして 尤も
らしい答えも聞こえてきそうですが,本当は どうだったのでしょうか?
 
今回は,かれの作品の美しさの秘密を,かれの活動した時代の
社会的・歴史的背景にまで踏みこんで考えてみたいと思います。 
みなさんとお目にかかれることを心待ちにしています。
 
 瀬戸岡

 
このクラシック音楽講座は,3か月に1回程度の割合で開催して
います。 無料。 次回は,12月か,年をこして1月初旬ごろを
考えています。

2014年6月14日土曜日

クラシック音楽講座 (第41回) の ご案内

クラシック音楽講座 (第41回) の ご案内
 
瀬戸岡先生によるクラシック音楽講座の日程が決まりました。
以下、瀬戸岡先生からの連絡をお載せします。




 
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日時  7月5日 (土) 午後2時~5時
 
会場  駒沢大学 本校キャンパス 1号館402教室 (前回とは別の部屋です)
 
テーマ  市民革命の時代 と ベートーヴェンの音楽
 
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この講座でベートーヴェンを取りあげるのは,ずいぶん久しぶりのことに
なります。 
 
「ベートーヴェンなら よく 聴いてる」, 「なんだ,ベートーヴェン か」 などと
いわれるかもしれませんが,どうして,どうして,「されど,ベートーヴェン」
です。 これほどの音楽家は,その前にも 後にも でていません。 という
のも,すべてのクラシック音楽は,ベートーヴェンに向かって完成の域に
達し,その後はベートーヴェンから展開していったといっても過言ではない
からです。
 
では,どうして ベートーヴェンに それができたのか ? 他の時代の,ほかの
人では ダメ だったのか ? そう,やはり ダメ だったようです。 人間のもつ
多様な可能性のうち,どの可能性が開花するのか,それも どういう環境なら
全面開花するのか,答えは きわめて限定的なものだからです。
 
フランス革命の時代,そしてドイツという土地,さらにベートーヴェンの個性と
境遇などが 微妙に あい重なりあったところに,この大作曲家は生まれたの
でした。 そのあたりを,かれの作品を鑑賞しながら考えてみたいと思います。
 
これを知ってしまえば,クラシック音楽は,さらに ずっと好きになるとともに,
深く味わえる ことになるでしょう。
 
なお,この企画は,ちょうど1年前に実施する予定のものでしたが,私の
体調不良のために,ずっと遅れてしまいました。 こんどこそ実施したいと
考えています。
 
みなさんとお目にかかれることを心待ちにしています。
 
瀬戸岡