2011年7月29日金曜日

現代史ゼミについて

日々ニュースになっている現代世界のできごとは,わかるようで,じつはよくわからないことが多いものです。とくに,それらのできごとひとつひとつに隠されている深い歴史的背景がわからないときは,そのように感じられるものです。



 「すべての歴史は現代史である」といわれるように,現代史を考えることは,結局,すべての歴史を考えることになってしまいます。現代を理解するために,歴史を考える----それが現代史ゼミです。



 現代史ゼミは,もともと博士課程の大学院生が専門研究に没頭するあまり専門バカにならないようにということで始まったささやかなゼミでしたが,やがて他大学の大学院生を,さらには各大学の教員や勉強熱心な一般学生だけでなく,一般社会人にも門戸を開放していくうち,次第に30人前後も出席する盛況なゼミになってきました。



 世界のできごとを深く,かつ正確に理解するためには,ふたつの力が必要です。ひとつは,一見無関係に見えることまでふくむ膨大な量の知識をもっていること,もうひとつは,それらをつなぐ論理力をもっていること。じつは,歴史を学ぶことは,これらふたつの力を身につける最高の手段なのです。人間は無駄なことをして歴史をつむいできたわけではないのだから,歴史を訪ねることで,そこに埋もれている幾百千万の人類の思索と努力の跡を掘りおこすことができますし,そもそも歴史の展開そのものが論理の展開そのものである以上,それを学ぶことで論理力も身につけられるからです。



 参加ご希望の方は,お気軽におこしください。社会人は仕事の都合で遅れて出席することが多いということもあって,遅刻・早退・欠席には,きわめて寛大なのがこのゼミの特徴です。もちろん,会費などいただいておりません。

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