2014年2月25日火曜日

秋間美江子さんについて

秋間美江子さんという方をご存じでしょうか?
過去に私(田井)はお世話になった人なのですが、
たいへん素晴らしいお方です。
まずは、どのような人かについて、瀬戸岡先生の文章から引用します。


「秋間さんのお兄さんは,北大の学生時代=太平洋戦争中,「ただ英語を勉強
したい」 というだけでアメリカ人と付きあっていた (英会話を習っていた) ところ,
スパイ容疑でつかまり,網走刑務所に収監され,拷問を受け,やがて若い命を
落としました。当時の警察は,ろくな取り調べもしないで,思い込みで 「お前は
アメリカのスパイだ」 と一方的に決めつけ,取り調べの内容はいっさい 「秘密」
として,家族にも知らせなかったようです。
 
妹の美江子さんは,「スパイの妹」 と ののしられ,つらい日々をずっと長年
過ごしてきました。昨年日本では,多くの懸念と反対があったにもかかわらず,
「秘密保護法」 が成立。秋間さんは,ご自身の体験から,たいへん心配して
います。」

以上のような経歴を持つ秋間さんは、現在アメリカに在住しています。
そのため、秋間さんが来日した22日(土)の各新聞には,「秋間さん来日」の
記事が掲載されているそうです。NHK ほか 各テレビでもニュースとして
報道されたと思われます。
そんな秋間さんが、現在、来日しているそうです。
その理由を、また先生の文章から引用します。


「今回の来日も,そのため = 秘密保護法の廃止を訴える ため だ そう
です。
 
秘密保護法は,警察などの国家権力機関があつめた情報を,そこに間違った
情報がふくまれているかもしれないのに,秘密とて,権力機関が公開しなくても
よいとするもので,戦前の日本の状態に逆戻りするものです。
 
秋間さんは,私との電話で,『日本はせっかく民主主義の国になったのに,
・・・日本の若者たちは,ノホホンとしていて,こんな法律を許してしまって
いいのかしら・・・』と たいへん嘆いていました。
 
今回の来日はこれまでにない,大変な病身をおしての来日だそうだからです。
そんなに無理してでも来日したのは,お兄さんの死を無駄にしないために,
秘密保護法の廃止を日本人に訴えたいからだそうです。
 
この件について,関心のありそうな人には,お知らせしてください。
 
瀬戸岡」

それなりに騒がれていた秘密保護法についても、
いまではすっかり話題にあがらなくなったように思います。
しかしながら、簡単に終わらせてはいけない事柄でもあります。
私たちは秘密保護法について考え続ける必要があるのではないでしょうか。
もし、秋間さんにご関心がありましたら、遠慮なくご連絡ください。

2014年2月10日月曜日

2月の現代史ゼミについて

2月12日(水) 18時30分~20時30分
   駒沢大学 本校キャンパス 第二研究館207
 
   木村英亮 『20世紀の世界史』 (山川出版社) をめぐって
   ほか,最近の世界のニュースから,その歴史的背景の深読み
   一橋大学大学院生による論文の発表。
 
2月19日(水) 18時30分~20時30分
   駒沢大学 本校キャンパス 第二研究館207
 
   木村英亮  (横浜国大名誉教授)  : ロシア・ソ連 現代史 をめぐって
 
      ソーチでのオリンピックで話題になっている ロシア について,
      ソ連 崩壊史 などをふくめてお話いただき,討論する予定です。
     
   ほか,最近の世界のニュースから,その歴史的背景の深読み
 
を行います。
勉強に興味がありましたら、遠慮なさらずにぜひご参加ください。

2014年2月2日日曜日

現代史ゼミのお知らせ

今年からまた、現代史ゼミを再開したいと考えております。
しかしながら、瀬戸岡先生はご多忙のため、
今月は2月12日,2月19日の2回だけです。
テーマは、木村英亮先生の『二十世紀の世界史』を参考にゼミを進行していこうと考えております。
この著書は、世界史というもを、各国史の集合体ではなく、
世界史全体の流れの中で各国史を検討すべきだというスタンスのもとに近・現代をひも解いている本です。
著者の木村先生は、横浜国立大学の名誉教授で、世界の近・現代史を教えていたお方です。
お時間の都合が合えばご参加してくださるようなので、
さらに深い読解、討論が行われるであろうことが期待できます。
勉強に興味がある方は、無料ですので遠慮なさらずにぜひご参加ください。

日時   2月12日、2月19日
       
会場   駒沢大学 本校キャンパス 第2研究館 2階 教場はおそらく209号室になると思います。
       東急 田園都市線  駒沢大学駅 下車

クラシック音楽講座のお知らせ

昨年は瀬戸岡先生の体調のこともあり、長らく休止をしていたクラシック音楽講座ですが、
今年は、1月のラフマーニノフに続き、3月にも講座が開かれます。
偉大なる作曲家たちが、なぜそのような音楽を創作するに至ったのか、
その時代背景、理念とはなにか、といった分析を軸に行われる講演は、
文化を社会科学的に捉える視点を我々に与えてくださり、たいへん勉強になります。
私はとくに、経済学ももっと文化について研究をされるべきだと考えいるため、
この講演からは素晴らしい知見を得られています。
以下には、3月に行われる講義について、瀬戸岡先生からのメッセージが御座いますので、
引用しておきます。



1月11日のクラシック音楽講座 (第39回) は, ラフマーニノフを
テーマに,約90名の参加を得て,盛会のうちに終わることができました。
次回は,ご要望を受けて,ブラームスをテーマに,以下の要領で
おこないますので,関心をお持ちの方をお誘いあわせのうえ,
多数ご参加くださいますよう,ご案内いたします。

日時   3月1日(土) 午後2時~5時

会場   駒沢大学 本校キャンパス 1号館404教室
       東急 田園都市線  駒沢大学駅 下車
      学生の流れにそって歩くと正門にたどりつきます
テーマ   ロマン派の時代  ブラームス の音楽
何ごともそれだけを探究していても,そのものを深めることはできません。
どれだけ多くの周辺知識をもっているか,それがそのものを深める秘訣だ
といってよいでしょう。 このクラシック音楽講座は,そのような趣旨から,
どのテーマを取りあげるばあいも,一方では,社会的,歴史的背景を考察の
対象にいれつつ, 他方で CD を鑑賞しながら,音楽そのものを深く理解しよう
としています。
ブラームスが活躍した時代は,おおむね19世紀後半。 ロマン派の時代と
いわれますが,それはまた音楽史上の矛盾をはらんだ時代でもありました。
活動の場は,産業革命と国家統一で急激に変貌しつつあるドイツ。
活力にみちていたように見えますが,同時に,それはたいへん悩ましい時代でも
ありました。 そこに生きたブラームス自身も,たいへん悩み多き人生をおくって
いました。
ブラームスの音楽には,その悩ましさがあふれています。そのあたりを CD を
聴きながら,ともに考えてみたいと思います。


瀬戸岡